QF、04/05年度業績で売上11.4%増、純利益は17.8%増

  • 2005年8月15日
 カンタス航空(QF)がこのほど発表した2004/2005年度業績によると、総売上は前年比11.4%増の126億豪ドル(約1兆925億円)、税引き後純利益は17.8%増の7億6360万豪ドル(約662億円)となった。カンタスグループとしては国内線にジェットスターを導入し、フルサービスながら低コスト運営、かつ地域路線網を充実するなどの施策が奏功しているほか、コスト削減と効率化を図る「Sustainable Future(持続可能な将来)」プログラムで機材や間接費が51%、人件費が28%、流通コストが21%をそれぞれカットし、5億4500万豪ドル(約451億円)の削減に成功した。
 なお、2005/2006年度については12億5000万豪ドル(約1036億円)の燃料コスト増を予想しており、燃油サーチャージにより6億豪ドルを相殺するものの支出の増加に直面している。こうした状況から引き続きコスト削減プログラムを継続し2007/2008年まで15億豪ドルの追加削減を断行する。