JTB調査、7日テロでの中止・延期は1.3%、影響は限定的の見通し
ジェイティービーのグループ会社のツーリズムマーケティング研究所が7月12日から15日に実施したウェブ調査によると、7月7日に発生したロンドン・テロ事件の海外旅行への影響は海外旅行の予約者について延期や中止などは1.3%に留まる見通しを明らかにした。既に海外旅行を予約している人の90.3%については特に影響はなく、海外の多方面への変更が4.5%、国内旅行への変更は0.6%。また、今年中に海外旅行を予定している人に関しては、全く影響ない割合は84.3%で、訪問先の変更を検討するのは6.3%、国内旅行の変更は2.1%、延期も4.1%と影響は限定的のようだ。
海外旅行の予定する行き先別では、テロが発生した英国では延期・中止の回答が14.3%と最も高くなったものの、グアム・サイパンが6.1%、台湾・韓国・香港が5.9%などとほとんど影響はない。また、特に影響なしとの回答も英国で57.1%、英国を除く欧州も77.5%と検討中の人を含めて、4分の3以上は予定通りの海外旅行を実現する考えだ。
なお、この調査は現地時間22日にロンドンで発生したテロ、23日にエジプト・シャルムエルシェイクで発生したテロ事件以前の調査。この2事件を含めた影響については不透明な部分はあるものの、日本人犠牲者が含まれていないことから心理的には大きな変化はないものと想定される。これは海外旅行経験が5回以上の人と、それ以下の人では意識が変化するもので、ツーリズムマーケティング研究所の調査でも5回以上の人については88.0%が「特に影響なし」との回答だが、「3回から4回」が81.8%、2回が82.2%、1回が80.1%、0回が74.9%と海外旅行経験の回数で徐々に影響の頻度が高まってくる。現在の旅行需要については上の旅行動向シンポジウムの記事にある通り、多頻度の海外旅行経験者で支えられていることも合わせて考えると、大きな影響にはならないと想定される。
海外旅行の予定する行き先別では、テロが発生した英国では延期・中止の回答が14.3%と最も高くなったものの、グアム・サイパンが6.1%、台湾・韓国・香港が5.9%などとほとんど影響はない。また、特に影響なしとの回答も英国で57.1%、英国を除く欧州も77.5%と検討中の人を含めて、4分の3以上は予定通りの海外旅行を実現する考えだ。
なお、この調査は現地時間22日にロンドンで発生したテロ、23日にエジプト・シャルムエルシェイクで発生したテロ事件以前の調査。この2事件を含めた影響については不透明な部分はあるものの、日本人犠牲者が含まれていないことから心理的には大きな変化はないものと想定される。これは海外旅行経験が5回以上の人と、それ以下の人では意識が変化するもので、ツーリズムマーケティング研究所の調査でも5回以上の人については88.0%が「特に影響なし」との回答だが、「3回から4回」が81.8%、2回が82.2%、1回が80.1%、0回が74.9%と海外旅行経験の回数で徐々に影響の頻度が高まってくる。現在の旅行需要については上の旅行動向シンポジウムの記事にある通り、多頻度の海外旅行経験者で支えられていることも合わせて考えると、大きな影響にはならないと想定される。