ジャルパック、下期商品でハネムーン商品を強化、全方面目標3%増

  • 2005年7月14日
 ジャルパックは下期商品の販売目標でアイル、アヴァ全方面合計で3%増の23万7000人とした増の23万7000人とした。方面別では、日本航空(JL)の運休を織り込み、ミクロネシアについて28%減の3万200人としたほか、ハワイで3%減の6万4800人とした。ミクロネシアについては、先ごろノースウエスト航空(NW)が就航を表明したほか、コンチネンタル航空(CO)の利用も可能だが、「他社も仕入れに殺到するだろう」との認識で、運休のインパクトは相当程度となる見込みだ。また、中国については29%増の1万9000人としたが、「10月1日から現在、停滞する需要が戻るわけではない」として、下方修正を示唆している。  ただし、中国については強化策も用意。65歳以上を対象として「シニアパッケージ65」を新たに設定し、アイルは5000円引き、アヴァは3000円引くほか、自宅/空港間の手荷物宅配サービス、携帯電話「おまかせダイヤル」の無料貸し出し、メディカルサポートなどが特典。これに早期予約キャンペーンを組み合わせた場合、アイルで1万円割引となる。  また、ハネムーンを強化。これは昨年度通期の実績からアイルで27%、アヴァで10%程度のハネムーンでの利用があったことから、重要な訴求対象として位置づけ。ハネムーナーには特典としてJAL、またはJALウェイズを利用するコースについては60日前の予約について「2人でおとなりシート」の対象方面をアジア、欧州、アメリカ、オーストラリア、グアムとしたほか、出発前に成田、中部、関西の3空港でラウンジを利用できるコースを上期の211コースから320コースへと拡充した。  商品内容としては季節限定、旬、テーマ性について踏み込む。例えば、2006年はモーツアルト生誕250周年であることから、2006年1月27日に開催される記念コンサートを組み込んだツアーを設定するなど、インパクトのある商品構成としている。なお、アイルは7月21日から、アヴァは8月4日から販売を開始する。 ▽05年度下期販売目標、上期見込み(I'll、AVA合計) 方面/05年下期販売目標/05年上期販売見込(カッコ内は前年比) ハワイ/6万4800人(3%減)/7万6200人(6%増) アメリカ/1万3600人(13%増)/1万5600人(2%増) ヨーロッパ/2万5600人(4%増)/2万8000人(12%増) アジア/5万2000人(21%増)/4万5500人(12%増) オセアニア/3万1800人(20%増)/2万5200人(11%減) ミクロネシア/3万200人(28%減)/4万4700人(2%減) 中国/1万9000人(29%増)/1万400人(17%減) 合計/23万7000人(3%増)/24万5600人(3%増)