ジャルパック、経常・純利益が大幅増、取扱目標人数には及ばず
ジャルパックの平成16年度決算(平成16年4月1日〜平成17年3月31日)は営業収益が前年比22.5%増の1167億8544万円、経常利益が2億6684万円で黒字に転化(前期:3億3173万円の赤字)。当期純利益は3億5080万円(前期:437万円の黒字)に比べ大幅に実績を伸ばした。しかしながら12億3284万8000円の営業損失が響き、今期の配当は無配。年間での取扱人数は主催旅行が前年比31%増の47万5594人、手配旅行部門が22.7%増の41万7338人、総取扱人数が27%増の89万2932人で、2004年から06年までの中期ビジョンで設定した当期の目標人数の93.8%に留まった。
取扱人数が伸び悩んだ要因として、上期はイラク戦争やSARSなどの影響で需要が減少。下期も堅調な回復が見られない中でスマトラ沖地震が発生し、年末年始から第4四半期にかけてのアジア・リゾートへの需要が落ち込んだことが影響したと分析している。ただし、当期中は主催商品で40周年特別企画や30代独身女性向けコース、正規割引運賃を利用した「早決め」アイルを設定するなど、話題性のある商品を設定。団体旅行でも企画提案型グループプランの提供で、団体受注の底支えができたとしている。また、FIT向けの素材組み立て「FORME」の発売や、中国での品質向上プロジェクト「ジャルパックサービスアカデミー」による中国ガイド訪日研修など、事業再生に向けた各種の取組みを実施している。今後も中期ビジョンに則って事業領域の収益性を強化し、財務体質の改善を進める方針だ。
取扱人数が伸び悩んだ要因として、上期はイラク戦争やSARSなどの影響で需要が減少。下期も堅調な回復が見られない中でスマトラ沖地震が発生し、年末年始から第4四半期にかけてのアジア・リゾートへの需要が落ち込んだことが影響したと分析している。ただし、当期中は主催商品で40周年特別企画や30代独身女性向けコース、正規割引運賃を利用した「早決め」アイルを設定するなど、話題性のある商品を設定。団体旅行でも企画提案型グループプランの提供で、団体受注の底支えができたとしている。また、FIT向けの素材組み立て「FORME」の発売や、中国での品質向上プロジェクト「ジャルパックサービスアカデミー」による中国ガイド訪日研修など、事業再生に向けた各種の取組みを実施している。今後も中期ビジョンに則って事業領域の収益性を強化し、財務体質の改善を進める方針だ。