東急、平成16年12月期決算は減収も増益、渉外営業に集中が好結果に

  • 2005年2月28日
 東急観光の平成16年12月期決算は、営業収益が0.6%減の255億8500万円、営業利益194.3%増の10億8800万円、経常利益201.5%増の11億2400万円、当期純利益は358.5%増の9億7800万円であった。東急は利益改善を前提として不採算商品の打ち切りなどで企画商品の取扱が大きく減少するものの、渉外営業へ集中。一般団体、教育旅行、官公庁・組織団体などで拡販に取り組んだほか、都市部ではMICEへの取り組み強化で、収益の拡大に取り組んだ結果として増益を確保した。今期の見通しとしても失業率の改善等から個人消費の回復を期待し、消費の拡大を予測。中部国際空港の開港や愛・地球博の開催など好材料から、堅調な需要と見ている。なお、東急観光の平成16年12月期の国内、海外旅行の取扱額は下記の通り。

▽東急観光取扱額<部門:取扱額(前年比)/営業収益(前年比)>
海外旅行:388億1800万円(110.2%増)/49億5800万円(119.8%増)
国内旅行:1084億1900万円(11.1%増)/146億1000万円(11.0%増)