JTB、津波復興に本格着手、ルック商品に加え、羽田発チャーターも実施

  • 2005年2月14日
 ジェイティービーはスマトラ沖地震・インド洋津波に伴い、2月中旬から観光についての復興に本格着手する。被災地区のプーケット、モルディブ、ランカウイ、ペナン、スリランカ、南インドなど既に観光施設が復旧しているものの、旅行の手控えが依然として続いていることから、回復に向けた取り組みを積極化する。具体的には、ルックJTBの特別ツアー企画に実施、羽田発チャーター便でプーケット親善大使としてのツアーの実施、社内会議や販売店向けの現地研修の実施を行う。
 まず、ルックJTBの特別企画ツアーでは2005年度一年間を「アジアンビーチ&リゾートプロモーション」としてプーケット、モルディブ、ランカウイ、ペナン、スリランカ、南インドの6方面の需要拡大に務める。この中で、3月中のモルディブ、プーケットについては現地レポートの募集、写真コンテストを実施。集まった写真やレポートはターミナル駅構内、デパート、地域コミュニティを巡回する展示会を順次、各地で開催する。
 また、3月19日発の羽田発プーケットへのチャーター便を利用する特別企画を実施し、200名限定で募集。基本的には自由行動だが、タイ国政府観光庁の協力によるレセプションを開催し、旅行の料金から一人1万円相当を義援金としてタイ側に提供する。また、旅行終了後には写真画像やコメントを提出してもらい、JTBホームページ内に開設する「プーケット応援サイト」に現地情報とともに掲載する。販売はJTB首都圏の29店舗が担当。料金はホテルによって3万8000円と4万3000円としている。
 海外支店世界会議は3月2日に世界各地域の企画部長と日本から約30名が参加するほか、ルックJTBの販売店向け現地研修では約100名を対象にプーケット、モルディブ、ランカウイ、ペナン、スリランカ、南インドで3月中に予定するほか、グループ社員の自主研修を2月中旬から3月下旬まで順次、実施する。