主要50社、上期海旅順はJTB、HIS、阪急、伸率は三交、農協、読売

  • 2005年11月9日
 主要旅行業者50社の9月の総取扱額は前年比7.8%増の5247億2036万円であった。このうち海外旅行は前年比23.9%増、2002年比4.7%増の2490億7777万7000円。主催旅行は前年比29.7%増、02年比6.0%増の783億7255万1000円、取扱人員は前年比32.9%増、02年比11.6%増の48万6653人となっている。なお、国内旅行は前年比3.9%減の2720億5816万2000円であり、うち主催旅行は5.4%増の815億4510万9000円、取扱人員は0.7%減の301万474人となっている。

 なお、4月から9月の上半期の総取扱額はSARSの反動による海外旅行の需要回復を受け、前年比17.0%増の2兆9613億6403万1000円。海外旅行は昨年の1.5倍超となる59.2%増の1兆2578億8934万8000円。特に落ち込みのピークであった5月の反動が前年比109.7%増をはじめ、上半期は全て前年を上回った。このうち、主催旅行は63.0%増の3992億993万1000円、取扱人数は前年比67.0%増の234万843人。
 取扱額順はジェイティービーが67.8%増の2185億8156万5000円、エイチ・アイ・エスが40.7%増の1183億2253万2000円、阪急交通社が63.1%増の1175億493万7000円と続く。伸び率では、三交旅行が131.8%増の7億1154万3000円、農協観光が128.6%増の81億3970万4000円、読売旅行が113.1%増の54億867万円、九州旅客鉄道が104.3%増の21億8571万8000円、タビックスジャパンが100.2%増の58億7506万9000円と続く。
 国内旅行は前年比2.5%減の1兆6828億3630万6000円である。昨年はSARSの影響で国内への需要シフトが見られたが、今年は上積みを獲得することが出来なかった。外国人旅行は概ね堅調に推移し、前年比49.9%増の206億3837万7000円。