LH、ミュンヘン/成田線で新ビジネスクラス投入へ、中部は需要の見極め
ルフトハンザドイツ航空(LH)アジア太平洋地区副社長のウーヴェ・HW・ミュラー氏が来日、アジア路線における日本市場の重要性を強調するとともに、今後の展開を語った。2004年第1四半期の全路線のロードファクターは前年比2.0ポイント増の72.6%であったが、アジア・太平洋地区は80%で、運航便数は25%増となる週142便。夏期スケジュールは、成田、名古屋、大阪からフランクフルト、ミュンヘンの路線を就航。アジア・太平洋地区の売上げの42%を占める。このため、ミュラー氏は日本向けのサービス拡充の意見に柔軟に対応する姿勢を示し、4月末から導入するミュンヘン/成田線での新ビジネスクラスをアピールした。また、ミュラー氏は今後の見通しについて、「アジア・太平洋地区は04年から05年にかけて(LHの)成長率は4%から5%程度」と見る。この状況下、各社がアジア地域において展開する競争力の観点では、サービスの充実を図る事が先決のようだ。
また、来年2月に開港を予定する中部国際空港について、ミュラー氏は「LHは現在、名古屋からヨーロッパへの路線を提供する唯一の航空会社」であることを強調。空港を利用する立場から「コストの面では、現在の(着陸料などの)動きは高い評価だ」と語る。需要の見込みについては、「企業の出張や貨物需要が大きい」との認識を示したが、路線展開については「名古屋/フランクフルト線をデイリー運航することが先決。需要動向を見極めたい」とし、静観する構えだ。
▽機内ブロードバンド・サービスを今年度中に日本路線でも開始
LHは2003年1月から、ブロードバンド・インターネットの接続実験を開始、この第2四半期からボーイングB747-400型機、エアバスA340型機、A330型機の長距離路線に導入を開始する。「フライネット(FlyNet)」と名づけるサービスは、2つの価格を設定。一つは定額制で、1フライトにつき15米ドルから30米ドル、もしくは30分の定額制で料金は10米ドルとする。日本路線では既に行政当局と折衝に入っており、LH日本支社長のオットー・ベンツ氏は「2003年度上期のサービス開始を実現したい」と語っている。
また、来年2月に開港を予定する中部国際空港について、ミュラー氏は「LHは現在、名古屋からヨーロッパへの路線を提供する唯一の航空会社」であることを強調。空港を利用する立場から「コストの面では、現在の(着陸料などの)動きは高い評価だ」と語る。需要の見込みについては、「企業の出張や貨物需要が大きい」との認識を示したが、路線展開については「名古屋/フランクフルト線をデイリー運航することが先決。需要動向を見極めたい」とし、静観する構えだ。
▽機内ブロードバンド・サービスを今年度中に日本路線でも開始
LHは2003年1月から、ブロードバンド・インターネットの接続実験を開始、この第2四半期からボーイングB747-400型機、エアバスA340型機、A330型機の長距離路線に導入を開始する。「フライネット(FlyNet)」と名づけるサービスは、2つの価格を設定。一つは定額制で、1フライトにつき15米ドルから30米ドル、もしくは30分の定額制で料金は10米ドルとする。日本路線では既に行政当局と折衝に入っており、LH日本支社長のオットー・ベンツ氏は「2003年度上期のサービス開始を実現したい」と語っている。