JATA、平成16年度環境基金の助成事業で3団体を選定

  • 2004年3月31日
 日本旅行業協会(JATA)は平成16年度JATA環境基金の助成事業を決定した。今回は一般からの応募総数58件のうち、市民団体の「小笠原ホェールウォッチング協会」、「尾瀬自然保護ネットワーク」、NPO法人の「釧路湿原やちの会」を選出した。JATAでは昨年の応募総数が24件であったことから、認知度の向上に加え、環境省でのエコツーリズムに対する姿勢が積極的であることも受け、今後も助成事業を継続していく方針だ。なお、助成団体の内容、助成金額は下記の通り。

▽小笠原ホェールウォッチング協会
事業内容:ミナミハンドウイルカの生態解明と環境教育活動、ウォッチングマ
     ナーの啓発と適正なウォッチング体制の整備
助成金額:50万円
▽釧路湿原やちの会
事業内容:釧路湿原を訪問する観光客・修学旅行生を対象に湿原の役割、地域
     に暮らす人々と湿原の関りの歴史を解説
助成金額:60万円
▽尾瀬自然保護ネットワーク
事業内容:尾瀬の入山者にフィールド、シャトルバス内での自然解説、および
     啓発活動、駐車場でのアイドリングストップの呼びかけ等
助成金額:80万5000円