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阪急、組織再編で営業統括本部を新設、4ブランドも一体で認知度の向上へ

  • 2004年3月16日
 阪急交通社は4月1日付で、業務の合理化、および生産性の向上を目指し、組織改編を行う。これは2003年度を初年度とする3ヵ年の経営計画に基づくもの。旅行事業本部では新たに営業統括本部を設置。これは東日本、中部日本、西日本・九州の各営業本部の連携と共に全社的な企画の担当やIT関連を取り纏める営業企画室、顧客サービスや法務、危機管理などを行う法務対策室などを管轄する。また経営計画で強化を掲げる中国に関しては、中国室と昇格したほか、国策のインバウンド強化を受けて外国人旅行センターから外国人旅行部に改称し、営業統括本部に置く。
 また、営業組織的に部署が分かれていた「トラピックス」、「クリスタルハート」、「ロイヤルコレクション」、「e-very」の4ブランド商品を体系的に販売する体制を整える。具体的には、トラピックス営業部をメディア営業部に改称し、「トラピックス」だけでなく「クリスタルハート」、「ロイヤルコレクション」の認知度の向上も図る。なお、阪急の3ヵ年計画では2005年度の旅行事業で営業収入300億円、営業利益35億円を掲げている。