日旅、既存サイトの販売手法から脱皮を目指し、NTTと共同で実証実験
日本旅行はNTTサイバーソリューション研究所が開発した「マップ散策型インターフェース技術」と「利用状況可視技術」を利用し、インターネット上で旅行ガイドサービス「World Wide Navi」を共同で実証実験を開始した。NTT側はブロードバンド化が進むインターネット環境の中でのコンテンツを模索、日本旅行は既存の旅行サイトからの脱皮を目指すことで両社の思惑が一致し、今回のトライアルに至った。
日本旅行常務取締役の平田誠計氏は「これまでの旅行業界は『紙』で作るパンフレットの発想からホームページを作成していた。旅行の膨大な情報量をインターネットの特性の一つである双方向コミュニケーションを利用し、空間の拡がり、視覚的にイメージを膨らませることで旅行促進を図りたい」と目的を説明。特に、インターネットでの主催旅行商品の販売は商品名をクリックすると、商品説明と購入手続きへ至る単純な手続きが多いことから、旅行に行く臨場感に欠ける。このことから、今回のトライアルでは世界各地の観光地情報に加え、ホームページ利用者の「人気」や「活気」を表現する工夫として、利用者の賑わいを表す吹出しを随時、表示する。
今回のトライアルは1月13日から開始、3月31日の終了を予定する。利用対象は日本旅行ホームページで無料の会員登録を行う約12万人。なお、日本旅行は現在、パッケージ商品の販売を手掛ける日本旅行ホームページと旅行に関るバス、レンタカー、宿泊、チケットなどを販売する「旅ぷらざ」を運営。平田氏によると、「2003年の2サイト合わせた売上げ見込みは約80億円、このうち主催旅行の販売は50億円程度」という。2004年は倍増となる160億円が目標だ。
▽World Wide Naviの概要
「World Wide Navi」の動作環境はWindows 98以降のOS、ブラウザはIE5.5以上、Flash Ver.7以上を搭載する端末。世界地図に約450の観光地情報を掲載しており、利用者が好みの場所にカーソルとなる飛行機を移すことで情報の閲覧が可能だ。内容は、観光地の写真、解説に加え、旅行に行く意欲がある場合には旅行商品を表示するほか、掲示板で利用者が意見を書き込むことも出来る。また、「World Wide Navi」内ではクリックすると、即座に情報を表示し、インターネット利用時のタイム・ラグを解決したことでいらいら感を排除。情報伝達の即時性を重視し、技術的に問題を解決している。
このトライアルで日本旅行が検証する主なものは、ホームページでの利用者の動向。特に、インターネットを利用した主催旅行商品の販売には関心を抱く。また、情報の提供としてトライアルでは画像のみの掲載となっているが、動画のニーズの程度を探りたい考え。平田氏はトライアル終了後に関して、「利用者の意見を受けて修正を加え、実用化したい」としたほか、「国内旅行も視野に入れる」と展望を示した。
日本旅行常務取締役の平田誠計氏は「これまでの旅行業界は『紙』で作るパンフレットの発想からホームページを作成していた。旅行の膨大な情報量をインターネットの特性の一つである双方向コミュニケーションを利用し、空間の拡がり、視覚的にイメージを膨らませることで旅行促進を図りたい」と目的を説明。特に、インターネットでの主催旅行商品の販売は商品名をクリックすると、商品説明と購入手続きへ至る単純な手続きが多いことから、旅行に行く臨場感に欠ける。このことから、今回のトライアルでは世界各地の観光地情報に加え、ホームページ利用者の「人気」や「活気」を表現する工夫として、利用者の賑わいを表す吹出しを随時、表示する。
今回のトライアルは1月13日から開始、3月31日の終了を予定する。利用対象は日本旅行ホームページで無料の会員登録を行う約12万人。なお、日本旅行は現在、パッケージ商品の販売を手掛ける日本旅行ホームページと旅行に関るバス、レンタカー、宿泊、チケットなどを販売する「旅ぷらざ」を運営。平田氏によると、「2003年の2サイト合わせた売上げ見込みは約80億円、このうち主催旅行の販売は50億円程度」という。2004年は倍増となる160億円が目標だ。
▽World Wide Naviの概要
「World Wide Navi」の動作環境はWindows 98以降のOS、ブラウザはIE5.5以上、Flash Ver.7以上を搭載する端末。世界地図に約450の観光地情報を掲載しており、利用者が好みの場所にカーソルとなる飛行機を移すことで情報の閲覧が可能だ。内容は、観光地の写真、解説に加え、旅行に行く意欲がある場合には旅行商品を表示するほか、掲示板で利用者が意見を書き込むことも出来る。また、「World Wide Navi」内ではクリックすると、即座に情報を表示し、インターネット利用時のタイム・ラグを解決したことでいらいら感を排除。情報伝達の即時性を重視し、技術的に問題を解決している。
このトライアルで日本旅行が検証する主なものは、ホームページでの利用者の動向。特に、インターネットを利用した主催旅行商品の販売には関心を抱く。また、情報の提供としてトライアルでは画像のみの掲載となっているが、動画のニーズの程度を探りたい考え。平田氏はトライアル終了後に関して、「利用者の意見を受けて修正を加え、実用化したい」としたほか、「国内旅行も視野に入れる」と展望を示した。