JL、JD、公取委の指摘を受け運賃を改善、福岡線は2万円

  • 2002年10月1日
 日本航空(JL)と日本エアシステム(JD)は、2002年12月から年末年始期間の「特便割引」、「前売り21」の国内線運賃を国土交通省に申請した。先ごろ、JLおよびJDは公正取引委員会から、新規参入者が運航する羽田から福岡、宮崎、鹿児島線の「特便割引」運賃設定が独占禁止法の私的独占にあたる恐れがあるとの指摘を受け、12月以降の運賃設定を自主的に改善するよう指導を受けていたが、両社では「お客様の嗜好、他社との競合状況などを総合的に勘案して運賃を設定しており、新規参入者を排除する意図や採算を無視したものでは一切ない」としているものの、当該3路線の運賃設定で福岡線を2万円にするなどの変更をした。