豪州、日本市場の継続的な成長に自信、20代女性層など牽引-東京で商談会開催、座席確保へ早期販売呼びかけも
キャンペーンやメディア露出を継続、「ワカコ酒」豪州ロケも
オーストラリアを訪れる日本人訪問者数は2026年6月までの12ヶ月間で前年比12.7%増の44万7600人となり、消費額も増加。円安などの影響はありつつ、「特に20大女性の回復力が高く、根強い需要が続いている」(ベインズ氏)状況だ。また、7月からのパスポート取得費用の引き下げも今後の追い風になると期待している。
現在の活動では、第2章を展開中の「『グッデイ!』ではじめよう、オーストラリア」キャンペーンやお笑い芸人あばれる君を起用した世界遺産プロモーションを継続しているほか、さらにプライベートで現地を訪れた著名人6人にその体験を語ってもらい動画で紹介する施策も実施している。
今後の方針では、日本市場では主要旅行会社との共同販促やオージースペシャリストプログラム(ASP)などの取り組みを堅持していくことを説明。ASPは世界で2.8万人が認定スペシャリストとなっており、日本でも2456人が認定を取得済みとのこと。(なお、インセンティブの体系を見直すためにポイント制度を終了することが決まっており、TAでは早期の特典交換を呼びかけている。)
また、メディア露出でもシーズン10が決定した人気グルメドラマ「ワカコ酒」で、シリーズ初の海外ロケとしてゴールドコーストで撮影がおこなわれ、2027年1月に2回にわたって放映されることが決定している。
「2029年に68万人」へ、日本向け座席の確保へ早期予約促進も
2025年のATEで日本市場のポテンシャルとして示されたのが、「2029年に日本人訪問者数68万人」の数値。直近の約45万人からすれば5割の大幅増だが、デレック氏は「日本発の海外旅行市場のパフォーマンスにもよると思うが、今までの傾向からすればまだまだ可能。達成できる自信はある」とコメント。
達成に向けては航空座席数の増加と、日本市場向けの座席の確保が重要となるが、座席数自体は全日空(NH)のパース線デイリー化やカンタス航空(QF)によるメルボルン線の7便から11便への増便などで増加傾向。日本での販売増については、旅行会社に「アーリーバード商品の展開を呼びかけている」ところだ。
なお、AI時代における旅行会社への期待について聞かれたデレック氏は、「旅行会社はトラベルエキスパートであるはず。その専門性をどう伝えるか、進歩した技術を使いながら強みである顧客サービスをどう守るか、というチャレンジだと思う」と語った。
