豪州、日本市場の継続的な成長に自信、20代女性層など牽引-東京で商談会開催、座席確保へ早期販売呼びかけも

  • 2026年9月3日

 オーストラリア政府観光局(TA)が主催し、現地サプライヤーが来日して日本と韓国市場の旅行会社と商談する「Australia Marketplace Japan and Korea」が9月2日に東京で開幕した。セラーには63社の76人が参加し、バイヤーは日韓合わせて66社・部署の72人(日本のみでは39社・部署の49人)が参加。3日間で延べ4200件超の商談が交わされる見込みだ。

(左から)TAグローバル・マーケット担当エグゼクティブゼネラルマネージャーのキャサリン・オブライエン氏、同日本・韓国地区局長のデレック・ベインズ氏

人間とAIの両方にアプローチ、五輪や「比類なき多様性」を武器に誘客

 初日の2日には、グローバル・マーケット担当エグゼクティブゼネラルマネージャーに就任したばかりのキャサリン・オブライエン氏と日本・韓国地区局長のデレック・ベインズ氏がメディアの取材に対応した。

 オブライエン氏は、2035年までの長期戦略「Tourism 2035」において、現地消費額の多い「ハイイールドトラベラー(HYT)」による消費額を2035年までに690億ドルへと倍増させる目標を掲げていることを説明。その達成のため、人間と機械(AI)の双方に向けたマーケティングを展開するほか、オーストラリアの旅行体験の「比類なき多様性」を強調し、大型イベントも活用。「オーストラリアならではのラグジュアリー」も打ち出していく方針だ。

 「人間とAI」については、ミッションとして新たに掲げた「すべての旅行者が夢見る第一のデスティネーションとなり、最終的に選ばれる場所になること」の実現に向け、これまでの「感動を呼ぶストーリーテリング」だけでなく、「AIやアルゴリズムがオーストラリアを第一候補として推奨する仕組み」の構築をめざす。例えば英語版のInstagramでは、「旅の動機付け(Why)」となる魅力を発信するアカウントとは別に、実際の旅行方法、つまり「手配・計画方法(How-to)」を伝えるアカウントを新たに新設している。

 また「比類なき多様性」では野生動物やビーチなどだけでなく、食やワイン、都市、6万年以上続く先住民文化などに焦点を当てる考え。大型イベントは、2032年のブリスベンでのオリンピック・パラリンピックや2027年のラグビーワールドカップなどを「旅行意欲を刺激してオーストラリア全土の多彩で奥深い魅力をアピールする絶好の機会」(ベインズ氏)として積極的に渡航需要喚起に活用していく。

 そして「オーストラリア独自のラグジュアリー」では、従来の豪華さではなく自然との深いつながりや希少で特別な体験といった新しいオーストラリアならではのラグジュアリーを定義して消費者に提案する考えだ。

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「2029年に68万人」へ、日本向け座席の確保へ早期予約促進