JTB、平成14年3月期純利益は8.5億の黒字も営業損益は赤字
JTBの平成14年3月期決算は、営業収益が前年比8.3%減の1880億6900万円で、14億8000万円の営業損失であった。しかし、受取利息・配当金など109億7200万円の営業外収益や投資有価証券売却益などによる特別利益45億7900万円、投資有価証券評価損等による特別損失47億400万円を計上し、純利益は56%減の8億4600万円であった。テロ後、「下期増売プロジェクト」を編成し、緊急対策として国内旅行や旅行関連商品(TRS)の販売強化を推進した結果、国内旅行は5.4%増の1204億円、TRS部門で6.3%増の99億5300万円の営業収益を確保。また、上期から好調だったIT関連事業では、JTBサイト及び提携サイトからの取扱額が141%増の99億9100万円、コンビニエンスストアなどのマルチメディア端末での取扱額が75%増の95億8800万円と飛躍的に増加したが、テロの影響で激減した海外旅行(営業収益は31.6%減の504億6100万円)をカバーし切れなかった。
なお、連結ベースでは営業収益が7.2%減の1兆1410億400万、営業利益が89.9%減の17億3300万円で純利益が98.3%減の2億5800万円であった。来期は単体で営業収益が6.7%増の2007億5800万円、経常利益を74.2%増の35億円、連結ベースで売上高が7.8%増の1兆2300億円、経常利益で93%増の90億円を予想している。
なお、連結ベースでは営業収益が7.2%減の1兆1410億400万、営業利益が89.9%減の17億3300万円で純利益が98.3%減の2億5800万円であった。来期は単体で営業収益が6.7%増の2007億5800万円、経常利益を74.2%増の35億円、連結ベースで売上高が7.8%増の1兆2300億円、経常利益で93%増の90億円を予想している。