CO、「ビジネスファースト」新シート導入開始、高品質・サービスを強調
コンチネンタル航空(CO)は4月から導入している、「ビジネスファースト」の新シートの披露会を開催した。同シートは4月から太平洋・大西洋路線に就航している全ボーイング777型機に導入を開始している。1ヶ月に2機のペースで設置しており、現在まで3機に設置終了、今年末までに全18機に完備する予定。同シートは、ほぼフラットになるリクライニング機能に加え、角度も無段階調整が可能、シート幅がCクラスとしては世界で最も広い約56センチ、などの特徴がある。導入の背景について、CO広報部長の永田浩二氏は「9.11事件以降、各航空会社はラウンジの閉鎖、毛布や枕の配布などのサービスをカットしてコスト削減をしているが、われわれは需要が低下した時こそ、質の高いサービスを提供して需要を取り込む戦略を取っている。9.11事件以降もサービスをカットしていない航空会社はわれわれだけ」と、同シート導入の背景について語った。現在、日本発着の同シート導入路線は、デイリー運航の成田/ニューアークと成田/ヒューストン路線で、搭載機は2、3日に1度の割合で運航しているという。