HIS、パッケージ商品てこ入れ、価格訴求型商品「サルディ」を新設

  • 2005年5月14日
 HISは5月10日から、価格訴求型の新パッケージ旅行商品「サルディ」の販売を開始した。これは、既存の同社ブランド「チャオ」が、旅行者それぞれのニーズに合った商品構成にも関わらず、一般には低価格商品のイメージが定着していることから、「サルディ」を新設することで各ブランドの特色を明確にすると共に、旅行者が自分のニーズに合った旅行を選択しやすくすることが目的。サルディは特典などを省き商品数を限定、その分、商品価格を下げる方針だ。パンフレットには「こだわりは価格です!」の表記や「安」のマークを大きく掲載し、徹底的に安価な価格をアピールしている。
 これに伴い「チャオ」は、同社本来の強みである「自由自在にアレンジできる旅」のコンセプトを強化する。パンフレットを改定し、表紙からは通常の商品紹介を、裏表紙からは「アレンジ=パッケージツアーの裏技」の位置付けで「ウラハワイ」「ウラアメリカ」といった入り口を設け、航空会社選択や座席指定、ホテル選びオプショナルツアーなどのアレンジ例を掲示する。サルディとチャオの価格差は行き先によって異なるが、ヨーロッパ方面では約1万円、ソウルなど近場では3000円、平均すると5000円になるという。チャオに関してはロゴに「我がまま、気まま、チャオな旅」のキャッチフレーズを加え、正式な呼び名も「チャオH.I.S」に変更した。