JAL、アプリを全面刷新 パーソナライズ機能で空港体験を高度化
JALは4月15日、顧客向けアプリを全面リニューアルした。旅の進行状況に応じた情報提供や予約導線の一体化により、航空利用者の多様化に対応したデジタル体験の高度化を図る。
同社は昨年11月27日より、デジタル変革プロジェクト「New JAL Digital Experience」を始動しており、今回のリニューアルもその一環となる。コロナ禍以降、初めての航空利用者やインバウンド需要の増加により、より直感的で分かりやすい情報提供が求められていることを背景に、操作性と視認性を重視した設計へと改めたもの。
今回のリニューアルでは、利用者の旅程に連動してホーム画面が変化するパーソナライズ機能を導入した。予約確認やチェックイン、保安検査締切などの必要情報をタイムリーに表示し、遅延やゲート変更もプッシュ通知で即時に伝達することで、空港内での行動判断を支援する。これにより、特に不慣れな利用者の心理的負担軽減を狙う。
また、機内サービスに関する事前情報提供も強化した。機内食の提供タイミングやエンターテインメント内容を事前に確認できるほか、機内Wi-Fi接続も簡素化し、搭乗前から機内体験を具体的にイメージできる設計とした。
さらに、旅先検索から予約までをアプリ内で完結できる導線を整備し、マイルやステイタスポイントの可視化も強化した。現在の保有状況に加え、次のステータス到達までの進捗を提示することで、リピート需要の喚起につなげる狙いがある。加えて、JMBアプリへワンタップで切り替え可能とすることで、日常生活と旅行の接点をシームレスにつなぐ構成とした。
システム面ではバックエンド基盤を刷新し、機能改善や顧客要望への対応スピードを向上させた。従来課題とされていた起動時のエラーや表示遅延も改善し、安定した操作環境を実現している。
なお、2026年5月頃からはリニューアル記念キャンペーンの実施も予定しており、新規ダウンロードや国内線利用者を対象とした販促施策を展開する。JALは今後、公式予約サイトなどのリニューアルも順次進め、デジタル領域での顧客体験向上を継続していく方針だ。

