海外旅行が牽引、KNT-CTHDの2月実績は2桁成長 訪日は減速

 KNT-CTホールディングスが発表した2026年2月の旅行取扱状況によると、総取扱額は前年比110.8%と前年を上回った。海外旅行の回復が全体を牽引する一方、訪日旅行は減少した。

 発表によると、2月の総取扱額は256億3861万円で、前年から約1割増加した。内訳では海外旅行が前年比130.5%と大きく伸長し、全体の成長を主導した。特に海外団体旅行は大型スポーツイベントや企業の周年旅行需要を背景に同151.5%と高い伸びを示し、その内一般団体は167.9%と顕著な回復を見せた。学生団体も修学旅行需要の増加により121.3%と堅調に推移した。

 海外企画旅行も120.4%と好調で、添乗員付き商品ではエジプトや南米方面が販売を押し上げた。個人旅行も120.6%と回復基調を維持した。

 国内旅行は前年比103.4%と緩やかな増加にとどまった。団体旅行では企業の視察や懇親旅行、修学旅行需要が寄与し111.9%となったが、個人旅行は76.7%と低調で、方面別の需要の偏りが影響した。一方、添乗員付き商品は北陸や近畿方面が好調で112.1%と堅調に推移した。

 訪日旅行は前年比75.4%と減少した。国際情勢の影響により一部市場で需要が鈍化したほか、個人向けオンライン予約の伸び悩みや団体需要の停滞が重なった。インバウンドは依然として外部環境の影響を受けやすく、回復の持続性に課題を残す結果となった。