W杯需要の高まりで詐欺リスク顕在化、非公式購入検討が約2割に

  • 2026年4月16日

 オンラインセキュリティを手掛けるマカフィーは、ワールドカップ関連のチケット詐欺に関する調査結果を公表し、日本のサッカーファンの約2割が非公式ルートでの購入を検討している実態を明らかにした。需要の高まりと入手困難さが、リスクの高い購買行動を誘発している構図が浮き彫りとなった。

 調査によると、日本在住のサッカーファンの過半数がワールドカップ観戦に関心を示し、52%がチケットの検索経験または今後の探索意向を持つ一方、実際に現地観戦を強く希望する層は30%にとどまった。関心と実行意欲の乖離がみられる中でも、チケット需要の高さがうかがえる。

 特に若年層の動きが顕著であり、40歳未満ではチケット検索経験が23%と、40歳以上の10%を大きく上回った。こうした積極的な情報探索が、結果として非公式チャネルへの接触機会を増やしている可能性がある。

 調査では、74%がチケット詐欺の存在を認識し、65%が被害を懸念しているにもかかわらず、18%が非公式販売元からの購入を検討すると回答した。理由としては「リスクを冒してでも観戦したい」が最多で、正規ルートの分かりにくさや価格、座席条件への期待などが続いた。

 また、詐欺の手口はSNSやダイレクトメッセージ、偽サイトなど多様化しており、需要の高まりとともに関連リスクも拡大している。同社は、公式販売チャネルの利用徹底や不審なオファーの回避、セキュリティツールの活用などを推奨している。