海外ウエディング、2002年は好調に推移、「お手軽」傾向が顕著に

  • 2005年4月21日
 JTBの「海外ウエディング・レポート2002」によると、2001年の海外ウエディング総組数は前年に比べ17%減少した。方面別ではニュージーランドの19%増をはじめ、1.2%増のグアム、1.1%増のフィジーは僅かながら伸びを示したものの、ヨーロッパ、アジアは2〜10%の減、アメリカ本土は63.7%減の大幅なマイナスで、JTBが昨年11月以降に海外で挙式予定の人々を対象に調査した結果がそのまま表れたかたちとなった。
 しかし、2002年は好調に推移しているようだ。「JTB新宿ウエディングプラザ」で1月〜2月に受注した5月以降の予約状況は、人員ベースで前年比20%増となっており、海外ウエディングは完全に回復している。料金は10万円超の価格帯に人気があり、グアム・サイパンの取扱い人員が前年比1月255%増、2月90%増、3月140%増、4月45%増、5月120%増となっている。海外ウエディングは、自分らしさのこだわりを求める客層が多かったが、今年は「お手軽派」と「こだわり派」の二極化傾向にある。JTBは2月から挙式に関わる全てを組み込んだプランをルックの「スリム」で初めて設定、「スマートウエディング・ハワイ6日間」(新郎新婦が20万円〜、同行者が10万1000円〜)は、上期販売目標250組500名のところ、既に150組300名の予約と好評を博している。