ANAは39社2300人採用、JALは「Runway採用」導入 27年度入社の募集開始へ

  • 2026年2月27日

 ANAグループとJALグループは27日、2027年度入社の新卒採用について発表した。ANAはグループ39社で約2300人を採用予定とし、事業拡大を見据えた人財確保を進める。一方、JALは新たな採用モデル「Runway採用」を導入し、入社前の最大1年間を自己研鑽に充てられる仕組みを設けるなど、主体的なキャリア形成を後押しする方針だ。

 ANAグループは3月1日から各社で順次募集を開始する。2026~2028年度中期経営戦略で掲げた国際線事業の成長や事業領域拡大を背景に、グローバル人財やIT・デジタル人財の確保を強化する。

 採用予定数はグループ39社で約2300人規模にのぼり、航空運送事業では客室乗務職や自社養成パイロット、整備技術職など幅広い職種で募集するほか、空港地上支援、整備、商社、貨物、IT、ビルメンテナンス分野まで対象を広げる。人の力を価値創造の源泉と位置付け、多様な強みを持つ人財の獲得によって付加価値生産性の向上を図る考え。

 JALグループも3月1日10時から2027年度入社の新卒採用を順次開始する。今回の特徴は、日本航空本体において導入する「Runway採用」。内定から入社までの間に最大1年間の「助走期間」を設け、海外留学やボランティアなど多様な経験を経てから入社できる制度。就職活動の早期化が進む中、学生が主体的にキャリアを設計し、グローバルな視点や多様性への理解を深める機会を確保する狙い。対象は客室乗務職および業務企画職の一部コースで、内定者の申請に基づき審査を経て適用される。