エア・カナダ、売上300億ドルへの成長描く 日本市場は最大規模に
アレクサンドル・ルフェーブル氏
エア・カナダは18日、路線計画・グローバルセールス担当副社長アレクサンドル・ルフェーブル氏の来日に伴いイベントを開催し、新成長戦略を説明した。2028年までに売上高300億ドル達成を目標に掲げ、日本市場を中核の一つとして拡大を進める方針を示した。
同戦略では2028年までに年平均7~8%の増収を目指し、総額180億ドルを機材、客室改修、テクノロジー投資に充当する。A350-1000の導入や787-10の受領を通じて長距離路線の競争力を強化し、日本路線にも順次新仕様機材を投入する計画。特にプレミアム需要を重視し、ビジネスクラスの刷新やラウンジ拡張を進める。トロントのシグネチャーラウンジは拡張工事中で、パリにも新設を予定している。
日本市場については、過去3年間で供給座席数を34%増加させたと明らかにした。日本は国際線ネットワークの中でも最大規模の市場に位置付けられており、同社アジア・太平洋地区統括支社長のワイス貴代氏も「夏季において日本は最大の運航規模を持つ市場」と説明した。
2026年12月にはバンクーバー/新千歳線を週3便で開設する。北米と北海道間を結ぶ初の直行便となり、スキー需要を中心に北米接続需要を取り込む狙い。将来的な通年運航も視野に入れており、需要次第で拡大を検討する考えを示した。また、関西線も通年化を目指す方針だ。
また、アジア発北米接続需要の取り込みも強化する。バンクーバーでは米国入国審査の事前手続きが可能であり、米国内到着後は国内線扱いとなる利便性を訴求する。米国市場は一部減速傾向も見られるが、引き続き最大の成長機会と位置付ける。
貨物事業も重要市場とし、日本は世界で3番目に大きい貨物貢献市場であると強調した。旅客便の収益性向上と併せ、日加間双方向の貨物需要拡大を呼びかけた。
同氏は「エア・カナダを世界トップ10の航空会社へ成長させる」と述べ、日本でのさらなる新規路線開設にも意欲を示した。