「ツーリズム時代の主役の皆さんへ」入社式で各トップがメッセージ

  • 2005年3月31日
 新年度を迎え、旅行業界でも多くの会社が入社式を行った。各社の社長は式の挨拶で、ツーリズム時代の主役となる新入社員に期待を込めたメッセージを贈った。
 ジェイティービーは500人を採用、舩山龍二社長は、「旅行業は『世界平和』『経済』『心の豊かさ』への貢献をしている。21世紀はツーリズムの時代だが、旅行業がその役割を果たすためにはお客様に密接し、その代弁ができることが前低」と語り、そのために「常に誠実に、専門性を高め、スピーディーな対応をして信頼される社員になって欲しい」と述べた。
 近畿日本ツーリストは97人を採用、高橋秀夫社長は日本旅行との統合解消で「独自の改革の道を選択した本年はツーリスト創業元年だ。その第1期生として確たるヴィジョンを持った大きな夢を抱き、しっかりと第一歩を踏み出して欲しい」とメッセージを贈った。
 日本旅行は55名を採用、金井耿社長は統合中止で「ボリュームで大手に匹敵することは難しくなったが、質的な面では不可能ではない」と延べ、そのためには「単なる代売ではなく、われわれににしかできない情報や価値を提供してお客様の信頼をかちうるに尽きる。『変化』『挑戦』『創造』『確信』を常に念頭において業務に取り組んで欲しい」と訴えた。