JATA、旅行業務取扱管理者定期研修をオンラインで通年実施へ

日本旅行業協会(JATA)は、旅行業務取扱管理者定期研修をオンラインで通年実施すると発表した。6月30日から申込受付を開始し、受講から修了証の発行まですべてオンラインで完結する形式に移行する。
旅行業法では、営業所ごとに専任される旅行業務取扱管理者に対し、5年ごとの定期研修受講が義務付けられている。同研修は従来年3回のオンライン講義や集合研修にて実施していたが、今後はオンデマンド形式の動画配信に一本化され、受講者はいつでもWEB上で申込み・受講が可能となる。修了証も全講義の視聴完了後にダウンロードできる仕組みとし、利便性の大幅な向上を図る。
受講料は1名あたり1万2000円(非課税)で、別途システム利用料660円(税込)が必要。申込完了後は40日間、約6時間分の講義動画が視聴可能で、顔認証システムにより受講確認も厳格化される。不正受講防止策として、視聴中に受講者が画面から離れると動画が停止する機能も導入されているという。