トラベロカ、東南アジアと日本の架け橋へ 日本ローンチイベント開催

東南アジアを中心に4000万人以上の月間アクティブユーザーを持つ旅行予約アプリ「トラベロカ(Traveloka)」が、2025年春より日本市場での本格展開を開始した。5月28日には都内でローンチイベントを開催し、日本市場における戦略と展望を発表した。
ホテルや航空券、アクティビティ、レンタカーなどをワンストップで手配できるトラベロカは、2012年の創業以来、豪州、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムにて事業を展開する総合旅行予約プラットフォーム。今回の日本参入により、アジア太平洋市場でのさらなるプレゼンス拡大を図る。
イベントでは、トラベロカ社長のシーザー・インドラ氏が登壇し、日本市場の成長性と戦略的意義について説明した。日本が2030年までに訪日外国人旅行者6000万人の受け入れを目指すなか、東南アジアではデジタルネイティブ世代が日本への関心を高めており、トラベロカはその橋渡しとなる存在を目指すという。また、日本人旅行者にとって東南アジアは依然として計画ハードルが高いとされ、同社のアプリがその課題を解消する手段になると語った。
同イベントでは、アーティストの柴田聡子氏が登壇し、トラベロカの新テレビCM「ガネーシャ編」に込められた世界観や、アプリの使い勝手について紹介した。デモンストレーションでは、タイ・アユタヤ遺跡ツアーの検索・予約を実演し、絞り込み機能や口コミ表示、24時間サポートなどを高く評価。直感的で初心者にも使いやすい設計が特徴とされた。
今後、トラベロカは日本市場向けにキャンペーン展開やパートナーシップ強化を進め、旅行業界の関連事業者との連携によって、高品質な旅行体験の提供を目指すとしている。