"唯一無二のオーダーメイド旅行"をデザインする-ONLYONE TRAVELが地球全体で築く新しい顧客体験

-「トラベルコンシェルジュ」制度を導入していると伺いましたが、制度の概要についてお聞かせください。
ONLYONE TRAVELが運営するプロパティでくつろぐゲストの様子

山田 この制度は、旅の専門性とお客様との信頼関係を活かしながら、富裕層をはじめとするハイエンドな顧客に向けてオーダーメイドの旅を提案できる仕組みです。“お客様一人ひとりにとっての特別な旅”を共に創るパートナーとして動いていただきます。

 コンシェルジュは、お客様のご希望やライフスタイルに深く寄り添い、目的地の選定から旅先での体験、宿泊施設や移動手段の選び方に至るまで、細部にわたってプランニングを行います。たとえば、「世界遺産を貸切で訪れるプライベートツアー」「アフリカの大自然を舞台にしたサファリ×写真家同行の特別企画」「現地の文化人とのディナーや、無名の村での“本物の出会い”を生む旅」など。そんな“想像を超える体験”を、お客様と一緒に創っていくのが私たちの役目です。

 私自身、年間200日以上を旅に費やしています。現地で見て、感じたからこそご提案できるものがあります。旅行に携わる皆さんにも、ぜひ自ら旅に出て、自分の感性で選んだ体験を提案の中に込めていただきたいと思います。そして、この制度では、コンシェルジュがご案内したお客様の旅が成約した場合、旅行代金の10%を報酬として還元しています。1件あたりの旅行代金が1,000万円〜2,000万円を超えることもあり、その分、大きなリターンを得られるチャンスがあります。これは単なるインセンティブではありません。 お客様の人生に深く関わり、その信頼に応える対価です。富裕層の方々が求めているのは、“高級なもの”ではなく、“自分の人生と共鳴する旅”ですので、その本質を理解し、共に創造できるパートナーを私たちは求めています。

-最後に、旅行業界の皆様へメッセージをお願いします。

山田 人生は一度きり。 そして、旅もまた、同じものは二度とありません。だからこそ、旅の計画には“創造力”が欠かせません。行き先を選ぶだけではなく、「その旅が自分の人生にどんな意味を持つのか」を想像すること。そこから、本当に価値のある旅が始まります。日本では、多くの方が忙しい日常に追われ、旅の計画を深く考える時間を持てずにいるように感じます。ただ「休みが取れたから旅行へ行く」「予算の範囲で体験できればいい」という感覚で旅を選んでしまうことも少なくありません。でも、私はそうではないと思うのです。

 旅は、ただその場を楽しむだけの“消費”ではありません。 むしろ、「旅で得た経験が、1年後、2年後のあなたの人生にどう影響するか」を想像してみてほしいのです。 新しい価値観に出会い、自分自身を見つめ直す時間。日常では得られない気づきや感動。それらが、きっとあなたの未来を少しずつ変えていきます。旅は、自分自身への投資です。そして、自分の価値を高める手段にもなります。私たちは、そんな“人生に寄り添う旅”を、お客様と一緒にデザインしていきたいと考えています。