地域に分け入るJAL社員たち~福岡県編~
豊かな自然を次の世代へ、海洋保全にも力を入れる宗像市
伝統工芸を活かして「何度も訪れたくなる町」に、福智町
全国的に少子高齢化や人口減少が危惧される中、元気なまちを次世代に引き継いでいくためには、人口の維持に加え、まちに愛着を持ち、まちづくりに関わる市民、まちに共感いただける市外の宗像ファンの存在がとても重要です。砂田さんには、これまでに培ってきた経験やネットワークを活かして、宗像の地域資源、暮らしぶりや人の魅力など、私たちもまだ気づいてないことを発掘し、発信することを期待しています。また、JALと宗像市は2017年に包括連携協定を締結し、現在では6人もの出向者のみなさんに地域に入って活躍いただいています。今回できたご縁、ネットワークを大切にし、これからもドキドキ・ワクワクするような連携企画を実現できたらいいですね。
宗像の魅力は世界遺産や道の駅だけではありません。雄大な自然の中でのトレッキング、乗馬、サイクリングや、ガラス・木工工芸体験などのアクティビティも魅力です。ファミリーや若年層のみなさんにもお越しいただきたいですね。なかでもオススメは遊漁船。初心者の方でも本格的な大物釣りが体験できます。JALのみなさんが出演する宗像市公式YouTube「手ぶらで楽しめる!初めての釣り&大島遊漁船デビュー」では80cmのヒラメも釣りあげました。ぜひチェックしてみてください。
福岡県福智町
まちづくり総合政策課 松本真美さん
福智町は町名の由来にもなった「福智山」の麓にあり、豊かな自然が自慢のまさに「深呼吸したくなる町」です。私も毎朝福智山を眺め元気をもらっています。町のシンボル的存在、「福智山」は標高901m、登山ルートが数多くあり、お子様から上級者まで山登りを楽しめます。
登山ルートの1つ、上野越(あがのごえ)登山口の山麓には、国指定伝統的工芸品である上野焼の窯元が点在しています。1602年、豊前小倉藩主・細川忠興が李朝陶工・尊楷(そんかい)を招き、陶土と清流、燃料の松が豊富な福智山の麓、上野の地に開窯したのが始まりとされます。この地で今も引き継がれる誇り高き焼き物の魅力を多くの方に知ってほしいと思っています。1つ1つが手作りで窯元毎に作風も違いますので、ぜひお気に入りの器を探しにお越しください。
平成筑豊鉄道の観光レストラン列車として福智町を通る「ことこと列車」は、JR九州の「ななつ星」を手掛けた水戸岡鋭治さんのデザイン。コンセプトは「ゆっくり、おいしい・楽しい列車」です。車内でサーブされるフレンチはミシュランの星も獲得した福山剛シェフの監修で、メイン料理などに上野焼のお皿が使われています。
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