ニューヨーク市観光局、影響力の大きい旅行者を誘致、未知の旅行会社との連携にも注力

  • 2022年7月13日

長期滞在で地域と関わる影響力の大きい旅行者を重視
パッションポイントに訴求できる旅行会社とネットワーク構築へ

-旅行会社にはどのようなことを期待されていますか。
山田氏

山田 ニューヨークの商品は4泊のスケルトンが多いですが、旅行者にニューヨークの本質を見てもらうために、旅行会社の商品にはプランを加えてもらいたいと考えています。トラべルコンサルタントの話を聞いて訪問先を決めることもあるので、業界のニューヨークファンを増やすために、トレーニングやセミナーなどもおこなっていきたいです。一方で、ダイナミックパッケージで自由旅行するマーケットもあるので、OTAへの期待も高いです。

ヒーリー これから力を入れたいのは未知のチャネルを持っている旅行会社との連携で規模の大小は問いません。サステナブル、アクセシブル、アート&カルチャーに特化しているなど、パッションポイントに働きかけることができる旅行会社ともっとコラボレートしたいです。旅行会社にはどんどん手をあげていただきたいし、私たちからもアプローチをしていきたいと思っています。

-日本オフィスには何を期待していますか。また何を期待されていると思いますか。

ヒーリー パートナーとのネットワーク構築です。日本人がニューヨークに歓迎されていると感じるデスティネーションであると周知してもらい、鍵となる旅行会社に最新情報が浸透している状況を作ってほしいです。土台をしっかりと作ることができれば、トレンドや日本のパッションポイントが変化したときでも、旅行会社やパートナーとの関係が途切れることはありません。

山田 ニューヨークの潜在的な可能性を引き上げるのが使命だと思うので、ニューヨークへ行くパッションポイントを見つけられる旅行会社やパートナーを増やしたいと思います。

-最後にメッセージをお願いします。

ヒーリー ニューヨークは様々なところから、色んな視点が集まってるデスティネーションです。それを実際に感じてオープンなアイデアを持ち帰って、それからの人生をもっと良く、何かチャレンジする気持ちになっていただきたいですね。旅行はリラックスするだけでなく、もっといろんな可能性がある、そこに貢献できるのがニューヨークです。

 ニューヨークと一緒に何かやることで旅行業界全体のリカバリーが早くできるように、日本をバックアップしていきたいと考えています。

-ありがとうございました。