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アメリカの「今」を駐在員の視点から-サンフランシスコから成田へ、出入国最新事情

日本到着時

 成田空港到着後、国際線への乗り継ぎ客のみ降ろされ、入国が必要な滞在客はそのまま機内にて検疫の順番待ちで、20分から30分ほど待たされました。その後、地上係員と一緒に最初の書類審査の窓口へ。この日の乗客は70名から80名ほどいましたが、一緒に待っていたのは8名でしたので、ほとんどの乗客は国際線への乗り継ぎ客だったようです。20分ほどで順番が回ってきて、陰性証明書、誓約書、QRコードの確認作業が行われ、陰性証明書も無事問題なく、受理されました。その後、検査用の唾液採取、1回では必要量が取れなく、ちょっと時間がかかってしまいました。

 検査結果が出るまで、誓約書に記載の待機場所の確認、隔離中の注意事項、指定されたアプリの使い方と健康チェック、居場所確認の報告義務の説明をそれぞれの窓口で受けましたが、重複する部分もあり、必要以上に多く感じました。

 一通り説明を受けた後、25分ほど待ったところで、検査結果の順番がきて、無事陰性でした。その後入国審査を済ませ、晴れて日本へ入国、成田空港到着から到着ロビーに出てくるまで2時間ほどでしたので、空いていた日だったと思われます。

厚労省発行の案内書

陰性結果通知

日本滞在・隔離中の報告

 自己隔離中は、MYSOSのアプリを使って健康状態報告と現在地報告を毎日行う必要がありました。健康状態報告は毎日11時までに通知が送られ、14時までに報告するようにとのことでしたが、最初から通知が送られてこなかったため、毎朝通知前に報告を行っていました。

 現在地報告は2種類、1つはアプリから毎日複数回プッシュ通知が届くので、すぐにアプリ内の登録ボタンをクリックしなければなりません(GPSで場所が分かるため、登録待機場所で行う必要があります)。もう1つはオペレーターとのビデオ通話またはAI自動ビデオ通話での確認でしたが、オペレーターとのビデオ通話は一度もなく、AI自動ビデオ通話のみでした。私の場合は毎日1日3回、朝は8時15分以降、夕方は19時までの間で毎日ほぼ違った時間にかかってきました。

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