アメリカの「今」を駐在員の視点から-サンフランシスコから成田へ、出入国最新事情

日本出発・アメリカ到着

 アメリカ入国時には、日本入国時同様、Covid検査の陰性証明書が必要になりますが、英文での証明書とパスポートの情報が一致していれば、特に厳しい規制はありません。またアメリカ入国時の証明書は72時間ではなく3日となり、こちらも緩いかと思います。

 空港でのチェックインは、パスポートと陰性証明書の提示が求められますが、他の指定書類はありませんでした。

 サンフランシスコ空港到着後は機内で待つことなく降機、そのまま入国審査へ。陰性証明書の提示も求められることなく、荷物を受け取り、無事アメリカ入国。サンフランシスコでは交通機関の利用制限はありませんので、ウーバーを利用し自宅へ戻りました。アメリカ入国時に陰性証明書の提示を求められなかったのが拍子抜けでしたが、通常はランダムで飛行機降りた直後に証明書のチェックを行っているようで、今回はたまたまだったようです。

 米国は11月8日より外国人旅行者の入国制限を撤廃し、ワクチン接種証明と新型コロナの陰性証明書を所持していれば入国が可能となります。日本人はもともと陰性証明書のみで入国が可能でしたが、11月8日からは日本から米国へ旅行される際はワクチン接種の証明書も必要になり、日本にとっては入国条件が厳しくなります。

 私の日本帰国時には羽田空港を利用しており、今回は久しぶりの成田空港でしたが、混雑している成田空港のイメージしかない私にとって、入国制限、航空会社の運休などでほとんどのチェックインカウンターが締まり、シャッターを閉めた多くの店舗、そんな閑散とした成田空港は衝撃でした。隔離期間の短縮やワクチンパスポートの実施など、入国制限の緩和が進んでいますが、ぜひ1日でも早く以前のように誰でも気軽に好きなところへ海外旅行が出来る日が来ること、そして旅行業界に活気が戻ってくることを願っています。

本稿は、トランスオービットUSA サンフランシスコ支店マネージャーの斉藤幸二氏より寄稿いただいています。
※2021年10月20日(現地時間)現在の情報です。

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