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若者旅行、スポンサーは高齢者!高校生2名がビジコンで提案した内容とは?

  • 2021年10月21日

「旅行」テーマに若者と高齢者をマッチング
「キャリア甲子園」で提案、事業化視野に

-事業化も検討されているそうですが、今後のご予定は

重谷さん 重谷 大学受験があるので今はストップしています。そろそろもう一度考え始めようと思っていますが、本格的に開始するのは大学に入ってから。大学でコミュニティができ始めたらいろいろとやりやすくなるかと思っています。

平野 それくらいの時期には海外渡航制限が緩和されているだろうと思っています。旅行先は国内には限定していません。

 参加者については、旅行に行く若者は周りに友人がいるので「行ってみない?」と誘えば行ってくれると思います。問題は思いに共感してくれる高齢者を集めること。接点があまりないので難しさを 感じています。まずは知り合いの方経由でお声がけをしていければと考えています。

-観光業界とのコラボレーションは検討されていますか

平野 事業のコアの部分は私たちが中心にできればと思っていますが、広報や海外ネットワークの部分は私たちではまだ乏しすぎます。そこで日本ユースホステル協会や他の観光業の方と繋がっていけたらと思っています。

-コロナ後の「旅行」はどんなものになると思いますか?

重谷 コロナが収束するのであれば、最終的にはコロナ前と同じような旅行形態になると思います。ただ、しばらくの間はもう少し個人旅行、1人か2人での旅行が増えてくるんじゃないかと思っています。

 最初のうちは大人は怖がって旅行にいかない人が増えてきて、若者の方が旅行に行くと思っています。それによって、これまでのようなパンフレットを見てパッケージプランに参加するといった旅行から、個人のニーズにマッチングできるような、インターネットでカスタマイズできるような旅行プランが増えてくるんじゃないでしょうか。

平野 一人旅派が増え、行く場所についても変わってくると思っています。私や友達を含め、コロナの自粛期間中、映画や外国のコンテンツに画面上で触れる機会が多かった人はたくさんいると思います。このため、今は他の国への憧れだけが高まっているという状況にあるので、旅行回復後は「行きやすく過ごしやすい国」ではなく「自分の生きたい国」に行く旅行が増えると思います。