オーストラリア ゴールドコースト、「新型コロナウイルス」に関する最新情報‐更新

  • 2021年10月4日
  • 出典:OTOA

ゴールドコーストにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、旅行者が知っておくべき行動制限、観光施設、飲食店、商店のオープンなどの最新情報をお知らせいたします。

■ オーストラリア国民(永住者含む)対象、州ごとに制限付き国境オープンが発表される

2020年3月のパンデミック以降、オーストラリアへの入国だけでは無く、自国民の出国をも厳しく制限して来たオーストラリアですが、2021年10月01日、オーストラリア連邦政府スコット・モリソン首相より、ワクチン接種率が80%を超えた州より段階的に国境をオープンして行く旨の発表がありました。

当面は、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えたオーストラリア国民及び永住者に対し、11月から国境を開放し、対象者は自由に出入国できるようになり、オーストラリア医薬品行政局(Therapeutic Goods Administration: TGA)で承認されたワクチン接種を完了している場合、オーストラリア入国後、14日間の強制隔離の必要は無くなり、7日間の自宅隔離に緩和されます。TGAが認可していないワクチンやワクチン接種を完了していない場合は、引き続き14日間の強制隔離(自己費用負担)が課されます。

ワクチン接種率80%を超えた州から段階的に実施されることとなり、まずは11月にニュー・サウス・ウェールズ州から始まる予定となっています。

ゴールドコーストのあるクイーンズランド州は、ワクチン接種率が他州と比べ停滞しており、80%の接種率達成は12月上旬以降と目されているため、11月の段階では引き続き国境は閉鎖されたままとなります。

また、今回の国境オープンは、あくまでもオーストラリア国民(永住者含む)が対象となり、短期旅行客等のオーストラリア入国が可能になる訳ではありません。

今後、7日間の自宅隔離制度がどのように機能するか、さらなるワクチン接種率の向上、これらの諸要因を勘案した上で、オーストラリア国境の完全開放へとつながっていくものと思われます。

■ オーストラリアにおける新型コロナウイルス・ワクチン接種率について

2021年2月に接種が始まったオーストラリアの新型コロナウイルスのワクチン接種、5ヵ月が経過した2021年7月末の段階でワクチン接種回数は全豪で約1,200万回に留まり、2回の接種を完了した数は全人口の約15%に留まっておりましたが、ニューサウスウェールズ州を始めとするいくつかの州でのデルタ株の市中感染の発生及び拡大に伴い、2021年8月に入りワクチン接種のスピードが上がり、2021年10月1日の時点で、1回でもワクチン接種を行った人口比率は79.0%、2回のワクチン接種を完了した人口比率は56.0%となっています。

■ ブリスベン・ゴールドコーストなど南東クイーンズランド州、及びタウンズビル地域、

 6箇所の地方行政区に対する規制状況・ステージ2(2021年10月04日現在)

2021年9月下旬にブリスベン近郊で発生した市中感染により、ブリスベン、ゴールドコーストなど南東クイーンズランド州及びタウンズビル地域、これら6箇所の地方行政区に対し、下記のステージ2の規制が課されております。

◎ 規制期間

 2021年9月30日(木) 16:00から2週間(予定)

◎ ステージ2規制・対象地域

 Brisbane

 Gold Coast

 Logan City

 Moreton Bay

 Palm Island

 Townsville(Magnetic Island含む)

◎ ステージ2規制・主な規制内容

* 集会は、自宅及び公共の場所は、同居人を含めて30名まで

* スタジアムなど、チケット制による座席指定着席の場合、収容人数は75%まで

* 結婚式は100名まで。ダンスは20名まで

* 葬儀は100名まで

* 病院、老人介護施設、身障者介護施設の面会は禁止

* レストランやカフェは、屋内4平米に1名、屋外2平米に1名、

 飲食は着席のみ許可され、ダンスは禁止

◎ ステージ2規制・マスク着用規制

* 空港内及びクイーンズランド州を発着する国内線・国際線航空機内では

 マスクを着用しなければならない。

* 屋内ではマスクを着用すること。

 社会的距離を確保出来る職場においてもマスクを着用すること。

 但し、安全では無い場合や営業していない事務所内で1人で勤務する場合は免除される。

* 屋外では同居人以外の他者と1.5mの社会的距離を確保できない場合はマスクを

 着用しなければならない。

* 学校及びチャイルドケア施設の職員は常にマスクを着用しなければならない。

 但し、屋内で1人の場合、屋外で他者と社会的距離を確保出来る場合は免除される。

* 中学生・高校生は常にマスクを着用しなければならない。

 但し、屋内で1人の場合、屋外で他者と社会的距離を確保出来る場合は免除される。

* 公共交通機関及びライドシェアサービス(Uber等)は、常にマスクを着用しなければならない。

 また、バス停、タクシー乗り場や駅などの公共スペースで待つ場合もマスクを

 着用しなければならない。

※クイーンズランド州における新型コロナウイルス規制状況の詳細

 英 語 https://www.covid19.qld.gov.au/__data/assets/pdf_file/0016/127150/210914-U-and-R-roadmap.pdf?nocache-v35

 日本語 https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/downloads/COVID19/RoadMap20210930.pdf

   (資料引用元: 在ブリスベン日本国総領事館)

■ 上記以外のクイーンズランド州の規制状況・ステージ3(2021年10月04日現在)

上記、ブリスベン、ゴールドコーストなどの南東クイーンズランド州及びタウンズビル地域を除いた、その他クイーンズランド州全地域での規制状況は下記の通りとなっております。(ステージ3規制)

◎ ステージ3・主な規制状況

* 屋内施設:

 2平方メートルあたり1名、または入場券による座席指定着席施設では最大定員の入場が可能。

 (レストラン、カフェ、パブ、社交クラブ、博物館、美術館、礼拝施設やコンベンションセンター等)。

 その際、COVID安全チェックリストの利用・掲示が必要。

* 競技場:

 入場券による座席指定着席施設では、収容人数の最大定員まで入場可能。

 (マスクは着用義務が適用。但し着席での飲食時はマスクを外すことが可能。)

* 屋内での集会: 100名まで

* 屋内の結婚式:

 2平方メートルあたり1名、200名、入場券による座席指定着席施設では最大定員。

 (これらのうち最も多い人数)

* 屋内の葬儀:

 2平方メートルあたり1名、200名、入場券による座席指定着席施設では最大定員。

 (これらのうち最も多い人数)

◎ ステージ3・マスク着用に関する規制

* 空港施設・屋内では、マスクを着用すること。

* 空港施設・屋外では、マスクを着用する必要は無いが、乗客輸送機関や待合場所

 (駐車場、タクシー乗り場含む)ではマスクを着用すること。

* クイーンズランド州を発着する国内線・国際線の機内では、マスクを着用しなければならない。

■ ゴールドコーストのマスク着用状況(2021年10月04日現在)

ステージ2の厳しいマスク着用規制が課されているゴールドコーストですが、本来着用義務が生じている場面において多々マスク未着用者が散見され、マスク着用に関して「大きな緩み」を感じています。

以上、ご注意ください。

■ 新型コロナウィルスに関する外部情報

* 在ブリスベン日本国総領事館 新型コロナウイルス情報

 https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

* オーストラリア連邦政府 新型コロナウイルス感染者数状況

 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers

* クイーンズランド州政府 新型コロナウイルス感染者数状況

 https://www.qld.gov.au/health/conditions/health-alerts/coronavirus-covid-19

* クイーンズランド州政府 新型コロナウイルスの行動制限

 https://www.qld.gov.au/health/conditions/health-alerts/coronavirus-covid-19/current-status/public-health-directions

情報提供:株式会社トランスオービット日本海外ツアーオペレーター協会