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JATAのフォーラムちょっとよくわからんです。少しだけ景品の話 ー 20代社員が振り返る今週のニュース

 今週トップの日本旅行に関するニュースは、内容自体よりもコメントが注目です。2月末付で契約満了となったという方がコメントをされています。その中に『上層部は「人気職だから募集すれば人は来る」という昭和の考えでいます』と書かれていて、「嘘でしょ」という感想です。もちろん、一定の就職需要があった業界ですが、人気職というイメージは私の中にはありませんでした。仕事にやりがいはあるものの、給与水準は低く仕事はハードというのが、学生時代に周りから聞いた旅行業界に対するイメージです。大学院にいるときも、旅行業界に就職すると言うと「なんで?」とよく聞かれました。入社した頃、上司から昔の旅行業界はこんなに景気がよかった、という話をよく聞きましたが、コロナ前からそんな景気の良さはもうこの業界にありませんでしたしね。

 今回のコロナで、多くの人材が残念ながら観光産業から流出することでしょう。その後、他の業界に行った若手がやっぱりこの業界に自然と戻ってくるだなんて考えをもし持たれている方がいれば、それはあまりに安易だと思いますね。

 触れておくべき記事として、JATA経営フォーラムがありますが……うーん……結構首を傾げる箇所が多かったです。もちろん、賛同する部分もありましたが、とくにデジタル化の部分はなんだかなあ……という。市場に対して一方通行的だったデジタルも、双方向的なデジタル化も何を指されているのか私には全くわかりませんでした。市場からの要望に対してデジタルが応えられていないということですかね?

 まあなんにしても、OTAという存在が出来てからすらもう十年二十年と経っているわけで、そんななかDXはおろかシステム化が未だきちんと出来ていないからこそこういう議題が出てくるのでしょう。逆に言えば、きちんとしたデジタル化で効率化していけば、まだまだ旅行業界がやっていけるということかもしれませんが。

 これは今週のニュースとは関係ないのですが、来月トラベルビジョンにて初の景品抽選会が行われます! 景品を決める担当は私なのですが、ホテル宿泊や家電、お酒や食べ物などなど集めていますのでご期待ください。また、もし観光地で働かれている方で、コロナのせいでこんな食材が余ってしまっているなどあればお声がけください。賞味期限や予算その他諸々の条件があるので絶対ではありませんが、なるべく景品も観光産業に寄与できるものにしたいと思っています。(まだ今なら「こんな景品が欲しい」をコメントしてもらえたら準備できるかも……?)