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京都市の10月のホテル宿泊状況 GoTo東京解禁で日本人客は13カ月ぶりのプラスに

 京都市観光協会が発表した10月の市内65ホテルの宿泊状況によると、総延べ宿泊者数は前年同月比54・4%減だった。日本人宿泊客はGo Toトラベル効果と秋の行楽シーズンが重なり、前年同月比2・2%増と一気に回復。外国人宿泊者がほぼゼロの状態が続くものの、久しぶりに光が差した。

 日本人延べ宿泊客数は前月9月からは26・1%ポイント増と急上昇。昨年9月以来13カ月ぶりに前年を上回った。Go Toトラベル東京発着解禁の効果はやはり大きい。
一方で、外国人延べ宿泊客数は同99・8%減とほぼゼロの状態が7カ月続いている。

 客室稼働率は前月9月と比べて8・0ポイント増の41・0%。緊急事態宣言後では初めて4割を超えたが、外国人宿泊客の低迷が続くため、前年比では半分以下と依然低水準にとどまっている。客室収益指数は同60・3%減で前月から2・5ポイント低下。Go Toトラベル利用で単価が下がったため。

 同協会は11月以降について、紅葉シーズンで需要の高まりが期待される一方、新型コロナの再拡大の影響も懸念している。


情報提供:トラベルニュース社