プルマントゥール、アイスランドなど新航路を訴求、シェフも

  • 2019年9月17日

(左から)ジェイバの市川氏、西川氏、カパビアンカ氏  スペインに拠点を置くプルマントゥール・クルーズの日本地区総代理店を務めるジェイバはこのほど、都内で2020年商品の説明会を開催した。冒頭で挨拶したジェイバ代表取締役社長の市川裕美氏は、2019年の同社におけるプルマントゥールの取扱高が、主力の地中海クルーズの好調などにより、前年比64%増を記録したことを説明した。

 営業部長の西川量通氏はプレゼンテーションで、アイスランドやイスラエル、エジプトを巡る新航路が加えたことや、料理監修のために、新たにミシュランの3つ星シェフを迎えたことを紹介。そのほか、カジュアル船ながら食事やスタッフの質が高く、オールインクルーシブ制を導入している「クルーズ入門に適した船」として、今後もパッケージ旅行を通してシニアやハネムーナーなどへの販売を推進する考えを示し、旅行会社からの出席者に協力を呼びかけた。

 来日したプルマントゥール・クルーズのインターナショナル・セールス・ディレクターのジョージア・カパビアンカ氏は、バルセロナの3ツ星レストラン「ABaC」のオーナーシェフであるジョルディ・クルス氏が、2020年から新たな料理監修シェフを務めることを説明。クルス氏についてはスペイン政府観光局アドミニストレーション&プレス取材の重貴子氏も「10代にして星付きシェフとなった実力者で、スペインではサッカー選手のような人気」と太鼓判を押した。

 新航路については、モナーク号によるトロンハイムからレイキャビークまでの「大自然のアイスランドとフェロー諸島クルーズ(7泊8日)」や、ホライズン号で4ヶ国を巡る「魅惑のオリエント文明~イスラエル・エジプト・ギリシャ・トルコ周遊クルーズ(11泊12日)」などを紹介。20年は特にアイスランドを推すという。同社の販売高の6割を占める地中海航路については、バルセロナからマルセイユやマルタ島を巡る西地中海の3コースが加わったことを発表した。