travelvision complimentary

専門性で生き残る:北米モーターホーム旅行のトラベルデポ

ハードでパンチが効いた貴重な体験を
料金とサービス、そして安心・安全にも自信

-現在の客層や事業規模について教えて下さい

小林氏小林 客層は学生を含む若者が5割、ファミリーが3割で、残りの2割はカップルや女子旅、シニアなどです。卒業旅行シーズンの2月と3月が繁忙期で、ゴールデンウィークや夏休みも忙しくなります。全体の9割が日本発の旅行者で、残りの1割はアメリカなど海外在住の日本人です。

 年間で70件から80件程度を扱い、売上高は7000万円から8000万円ほどに上ります。1件の旅行で扱う人数は最小で1名、最大では3台で計24名と幅が広いです。取扱エリアはアメリカ本土を中心に、カナダとアラスカもカバーしていますが、今のところはそれ以上拡大することは考えていません。

-モーターホームによる旅とはどのようなものでしょうか

小林 「モーターホーム」とは和製英語で言うところのキャンピングカーです。言い換えれば「動く家」なので、ベッドはもちろん、シャワーやトイレ、キッチンなども備わっています。当社で扱っている車種は、いずれも日本の普通免許もしくは国際免許で運転できます。夜は基本的に「RVパーク」という専用のキャンプサイトで過ごしますが、シャワールームやコインランドリーに加えて、水源や電源なども揃っていますし、事前に登録または予約した人しか入れない所が多いので、セキュリティは万全です。

-人気の高い商品やコースを教えてください

小林 募集型企画旅行は造成しておらず、すべてが手配旅行です。日程は最低でも4泊5日以上で、半分くらいがロサンゼルス/ラスベガス間に加えてグランドサークルを巡る7泊9日コースを選びます。そのほかは3割がアメリカ横断コース、1割がカナダとアラスカ、残り1割がその他です。アメリカ横断は、卒業旅行などでのロサンゼルスからニューヨークまでのコースが多いです。

 旅行代金は主に航空券とモーターホームのレンタル料からなり、オプションで空港からの送迎やレンタル会社での日本人スタッフによるサポート、RVパークの予約などを提供します。このほか、スポーツ観戦や音楽フェスティバル、レストランの予約なども可能です。

-宣伝はどのようにされていますか

小林 主にインターネットで集客しています。「アメリカ横断 キャンピングカー」などと入れて検索していただければ当社が上位に表示されるので、そこから連絡をいただくケースが多いです。若者向けウェブサイトの「TABIPPO」や、旅行マッチングサービスの「trippiece」でもモーターホームの旅を紹介しているので、そのようなメディアで興味を持つ人も少なくありません。