日本航空、17年の国際線旅客は1.2%増、利用率81%

  • 2018年1月21日

 日本航空(JL)の2017年の運航実績で、国際線旅客数(※)は前年比1.2%増の848万8823人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.9%増だったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は2.7%増で、利用率は1.4ポイント増の81.0%となった。

 方面別の旅客数は、テロの影響から回復した「欧州」が12.0%増の71万3551人と最も伸長し、唯一の2桁増となった。以下は9月から成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した「オセアニア」が5.5%増の15万9241人、「米大陸」が4.1%増の122万6459人と続いた。旅客数が最も多かったのは「東南アジア」で、0.3%増の332万4434人だった。

 前年を下回ったのは「ハワイ・グアム」と「韓国」で、「ハワイ・グアム」は北朝鮮問題でグアムへの需要が減少し、4.8%減の107万4489人に。「韓国」は0.9%減の60万2130人となった。

 利用率とその伸び率が最も高かったのは「欧州」で5.3ポイント増の82.8%。利用率は「東南アジア」が2.5ポイント増の82.7%、「ハワイ・グアム」が3.6ポイント減の82.0%、「オセアニア」が0.9ポイント増の80.5%となり、それぞれ8割を超えた。利用率が前年を下回ったのは「ハワイ・グアム」と「韓国」で、「韓国」は1.1ポイント減の79.8%だった。

※本誌による推計値

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