新規組合員増とOATAクーポン増売へ 協同組合大阪府旅行業協会三役で鼎談(2)

案内所復調へ全旅九州沖縄と連携

-次にOATA連絡協議会についての話を聞きたい。

徳原 いつも言っていることだが、OATAの立ち上げ時に在阪の案内所には本当に世話になった。その協力がなければOATAは立ち上がっていなかったかもしれない。この恩は忘れられない。どんな時でもOATA連絡協議会については大事に思っている。

 とはいうものの、OATAが連絡協議会に何か特別なことをしたことはない。立ち上げ時から世話になった初代会長の川村智一さん(カワムラチェーン)が昨年すべての役職を退任され、2代目会長として安藤元量さんが選出された。

 この機に何かお返しできることはないかと考え、まず役員全員にOATA連絡協議会の名刺を持ってもらうことにした。OATAとの公式の場や現地の旅館・施設などに連絡協議会の役員をしています、と自身の営業にも有効に使ってほしいと伝えた。

 また連絡協議会の役員を何十年しようと何の報いもない。川村さんには感謝状と記念品を贈ったが、今後は2期4年以上役員を務めると、感謝状と記念品を贈ることにした。

 さらにOATA主催の研修会などに連絡協議会の役員が参加する場合、あまり負担にならないようにしたい。

 大阪の案内所の仕事が減り数字も落ちて閉鎖に追い込まれている実情がある。そこで大阪案内所をなんとか盛り返したいとの思いから、協同組合全旅九州沖縄と連携する。全旅九州沖縄に入っている旅行会社がOATA連絡協議会会員の案内所を通して現地手配を行うというもので、連絡協議会が扱う窓口を広げていければと思う。

 基本合意は行ったので、これから詰めの段階に入る。九州の旅行会社からの手配が増えれば大阪案内所も潤い、案内所の価値を上げることができると考えている。


情報提供:トラベルニュース社