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ティーアンドティー、クルーズ決済にビットコイン導入

  • 2017年6月8日

 米国のオーシャニア・クルーズとリージェント・セブンシーズ・クルーズの日本地区販売総代理店を務めるティーアンドティーは7月1日、仮想通貨「ビットコイン」によるクルーズ代金の決済サービスを開始する。仮想通貨取引所「bitFlyer」を運営するビットフライヤーのサービスを利用するもので、リピーターからの要望に応えて導入を決定した。同社によれば、日本のクルーズ業界における導入は初めて。

 同社によると、ビットコインは銀行振込などと異なり、インターネット上で瞬時に決済が完了するため、予約と同時に支払いが発生する出発間際の予約や、予約時と支払時で料金にギャップが生じることがある変動制料金など、客船ビジネス特有の事情に適しているという。利用手数料も1%とクレジットカードと比べて安いことなどもメリットとして挙げた。

 同社ではビットコインの導入を記念し、7月1日から31日までの間にビットコインを利用して予約した人に、船内での支払いに利用できるオンボード・クレジットを1室に付き200米ドル提供する。対象は2017年から19年までに運航するすべての航路で、オーシャニア・クルーズについてはベランダ付きのB以上のカテゴリー、リージェントはすべてのカテゴリーに適用する。