ロイヤル・カリビアン、ギャラクシー7の船内持込を禁止

  • 2016年10月24日

 ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCCL)はこのほど、韓国のサムスン電子の最新スマートフォン「ギャラクシーノート7」の船内への持ち込みを禁止した。米国連邦航空局が航空機内への持ち込みを全面的に禁止したことを受けたもので、対象となるのは傘下のクルーズブランドであるロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)、セレブリティクルーズ、アザマラ・クラブ・クルーズが運航する全船。

 同製品については、充電時などに内蔵のリチウムイオン電池から発火する事案が頻発。改修品においても同様の事案が発生しているため、サムスン電子はこのほど生産と販売を終了した。日本では未発売だが、10月18日には関空の国際線ターミナルの保安検査場において、外国人が持っていた同製品から発煙する事故が報じられている。

 そのほか、JR九州高速船も22日から、福岡/釜山間を運航する高速フェリー「ビートル」への同製品の持ち込みを禁止。ただし25日までは猶予期間として、往復利用者の復路に限り、電源を切った状態で「船長預かり品」として持ち込みを許可する。