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日系2社、8月の国内線旅客は4.1%増、利用率は3.5ポイント増

  • 2016年10月5日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2016年8月の運航実績で、国内線旅客数の合計は前年比2.6%増の688万2653人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が2.1%減となったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は3.0%増となり、利用率は3.5ポイント増の72.2%となった。 

 企業別では、NHの旅客数は2.1%増の383万9799人だった。ASKは1.8%減となった一方、RPKは2.9%増となり、利用率は3.3ポイント増の71.0%となった。JLの旅客数は3.3%増の304万2854人。ASKは2.5%減、RPKは3.1%増となった結果、利用率は4.0%増の74.0%となった。

 各社の路線別旅客数では、NHは羽田/新千歳線が最も多く4.4%減の34万8314人。次いで、羽田/福岡線が3.0%増の28万9873人、羽田/那覇線が7.6%増の27万6572人、羽田/伊丹線が2.3%減の23万1207人と続き、上位8位を羽田路線が占めた。

 旅客数の伸び率は、提供座席数を96.8%増と大幅に増やした伊丹/函館線が最も高く、97.9%増の1万4873人となった。以下は仙台/新千歳線が56.2%増の2万2263人、伊丹/那覇線が40.5%増の6万9961人と続いた。

 利用率が最も高かったのは羽田/宮古線で96.5%。次いで、関空/宮古線が92.0%、羽田/石垣線が91.3%となった。

 JLの路線別旅客数は、羽田/新千歳線が7月に続き最も多く、4.0%減の27万3966人。以下は羽田/福岡線が0.5%増の24万802人、羽田/那覇線が5.2%増の23万7473人、羽田/伊丹線が3.7%減の20万183人と続き、上位4位はNHと同様だった。

 旅客数の伸び率は、提供座席数を48.4%増やした羽田/関空線が42.1%増の2万2576人と最も伸長。次いで、伊丹/松本線が30.3%増の2925人、宮古/石垣線が28.2%増の3353人と続いた。

 利用率が最も高かったのは関空/石垣線で、9.5ポイント増の94.0%に。2位は羽田/宮古線が4.2ポイント増の93.8%、那覇/与論線が11.6ポイント増の91.5%だった。

 利用率の伸び率は、福岡/奄美大島線が28.5ポイント増の81.4%となったほか、羽田/南紀白浜線が23.5ポイント増の79.5%、鹿児島/種子島線が18.1ポイント増の74.5%となった。

▽日系2社、国内線8月単月
全日空
日本航空