阪急交通社、仙台発着チャーターで「秋旅」発売、出雲など

  • 2016年8月9日

 阪急交通社はこのほど、フジドリームエアラインズ(JH)のチャーター便を利用するツアー商品「秋旅」の販売を開始した。出発地は7月に民営化された仙台空港で、定期便のない出雲、久米島、南紀白浜、奄美へのフライトを利用する。JHのチャーター便による仙台発着ツアーは、今年3月に開業した北海道新幹線と組み合わせて全9コースを販売した、「北海道の夏旅」に続く2回目となる。

 使用機材は出雲および久米島へのコースが84席のエンブラエルERJ175型機、南紀白浜および奄美へのコースが76席のERJ170型機を予定し、すべての座席を同社が買い取る。定期便で乗り継ぐ従来のツアーと比べて、移動時間が最大で4時間半短縮され、快適な旅ができるという。

 出雲方面を訪れる「出雲大社『八足門』内特別参拝 石見銀山・足立美術館・松江城3日間」は10月30日に出発。通常は入ることができない出雲大社の「八足門」の内部を拝観できる。また、2007年に世界文化遺産に登録された石見銀山遺跡も観光する。旅行代金は1室を2名から4名で利用した場合、大人1名12万9900円。

 久米島などを訪れる「憧れのスイートルームで過ごす優雅な休日 久米島と宮古諸島8島めぐり3日間」は11月23日に出発。久米島の景勝地である絶壁「比屋定バンタ」や、砂だけでできた無人島「はての浜」などを訪れる。1泊目は同社のホテル基準でAランクの「サイプレスリゾート久米島」、2泊目は最高級のSランクの「シギラベイサイドスイートアラマンダ」に宿泊。旅行代金は1室を2名から4名で利用した場合、大人1名16万9900円とした。

 南紀方面を訪れる「大型バスでは行けない秘境・奥熊野・高野山 名湯で綴る南紀3日間」は10月21日に出発。熊野三山として知られる「熊野本宮大社」「熊野那智大社」「熊野速玉大社」を参拝するほか、大型バスでは行けない「丸山千枚田」なども観光する。また、金剛峯寺では奥の院を訪れ、専門ガイドによる案内も付く。旅行代金は1室を2名から4名で利用した場合、大人1名11万9900円。

 奄美大島などを訪れる「亜熱帯の2島をめぐる 奄美大島・加計呂麻島3日間」は10月14日に出発。奄美大島では「大浜海浜公園」や最北端にある「あやまる岬」などを訪れるほか、奄美大島の南に位置する加計呂麻島では水中観光船に乗船する。旅行代金は1室を2名から4名で利用した場合、大人1名11万9900円。

 なお、全商品について8月14日までに申し込んだ場合、早期割引として1万円を割り引く。