KNT-CT、4月の国内は9%減、北海道は引き続き好調

  • 2016年6月14日

 KNT-CTホールディングスの2016年4月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比9.0%減の238億7980万円だった。このうち団体旅行は5.8%減の59億7867万円、個人旅行は8.2%減の37億9680万円、企画旅行は10.6%減の141億433万円となり、いずれも前年を下回った。

 団体旅行のうち、一般団体は前年に取り扱った大型の大会や会議、宗教関係の周年参拝の反動で、13.4%減の21億6243万円。学生団体は修学旅行が伸びたものの、スポーツ大会の取扱額の減少により、0.9%減の38億1625万円となった。

 企画旅行では、メイトの取扱額は17.5%減の38億9496万円。方面別の取扱人数では北海道、東北、信州方面は好調だったが、その他の方面が前年を下回った。

 クラブツーリズムは7.6%減の102億937万円だった。バス旅行を除く国内旅行部門は、北海道新幹線の開通の効果により北海道方面が引き続き好調だったが、前年の善光寺の御開帳や北陸新幹線開業によるブームの反動を受け、12.0%減となった。バス旅行部門はスキーバスの転落事故や熊本地震などが影響し、7.4%減だった。

 なお、国内旅行以外は、海外旅行が6.0%減の82億100万円、外国人旅行が22.4%増の18億8399万円となり、関連商品などを含めた総計は6.6%減の348億1049万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。