JR東、豪華列車「TRAIN SUITE四季島」のルート決定、全3コース

  • 2016年1月27日

 東日本旅客鉄道(JR東日本)はこのほど、2017年春に運行を開始する予定の豪華列車「TRAIN SUITE四季島(トランスイートしきしま)」の運行ルートを発表した。同列車は、JR東日本が12年に発表した「グループ経営構想Ⅴ~限りなき前進~」において掲げた、観光立国推進の取り組みの一環としておこなうもの。びゅうトラベルサービスのクルーズトレイン事業部が商品企画とソフト面の運営をおこなう。

 運行ルートは上野発着で、春から秋にかけては1泊2日と3泊4日のルートを設定した。1泊2日のルートでは山梨の塩山や、長野の姥捨、福島の会津若松を訪れる。3泊4日のルートでは栃木の日光、北海道の函館、登別、東室蘭、洞爺、青森の弘前、山形の鶴岡、新潟の東三条を巡る。また、冬は2泊3日で宮城の白石や松島を巡り、青森の弘前を訪れた後、岩手の一ノ関や宮城の鳴子温泉を訪れるルートを設定した。販売開始時期は未定。

 JR東日本では同列車の運行に先立ち、東京駅八重洲中央口の改札外に「GALERIE 四季島(ギャラリーしきしま)」を開業。車両の模型や客室写真などの展示、映像の放映などをおこなう。入場は完全予約制で、ウェブサイトとはがきで申し込みを受け付ける。