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フィンエアーが大規模ファム、モノデスティネーション化推進

日本人はヘルシンキとラップランドに集中
今後は地方送客を強力に推進

ヘルシンキでの報告会の様子

各チームがポジティブな反応、「日本ならではの商品開発」に期待

 地方で2日間を過ごした参加者はヘルシンキに戻って1晩を過ごし、最終日には報告会を実施。各地の観光資源の魅力と商品造成の可能性についてプレゼンテーションをおこない、フックとなる観光スポットや景色、アクティビティー、食事などについて説明した。

第5チームの発表の様子 キッティラとレヴィを訪れた第1チームは、オーロラ観測のためのグラスイグルーやハスキー犬パークなどを紹介。ロヴァニエミとその周辺を訪れた第2チームは、サンタクロース村などの知名度の高いスポットに加えて、トナカイ牧場の見学や、白夜の下でのゴルフやラフティングなどを提案した。オウルを訪れた第3チームは、市内観光やロクア国立公園の魅力について語った。

蒸気船「ウッコペッカ号」。船内では軽食やバンドの生演奏などを楽しめる ミッケリとサヴォンリンナを訪れた第4チームは、フィンランド最大の湖であるサイマー湖でのロングステイなどを提案。女性のFIT、シニア層、家族連れのいずれにもアピールできるとし「開拓の余地が大いにある」と評価した。トゥルクとナーンタリを訪れた第5チームは、蒸気船「ウッコペッカ号」や「ムーミンワールド」などについて報告。ハメーンリンナとタンペレを訪れた第6チームはイッタラのガラス工場や「ムーミン谷博物館」の魅力を紹介した。イヴァロとイナリを訪れた第7チームは、川下りなど夏期のアクティビティーについて述べ、「雪のないラップランドも売れる。秋からもオーロラ観測ツアーを販売可能」と可能性を示した。

報告会での永原氏  ファムツアーを終えて永原氏は「今回は特に森や湖など、フィンランドが持つ大自然の素晴らしさを再認識いただけたと思う」と総括。年間2万5000人の数値目標についても「参加者が1人あたり200人程度送客を増やしていただければ、1年でも達成できる数字」と述べ、新たな商品の造成に期待を示した。また、今後の成果次第では、同規模のファムツアーを継続的に開催していきたい意向も明らかにした。

 能登氏は「知名度が低いデスティネーションもあったが、概ねポジティブな反応が得られた」と振り返るとともに、「通常の研修旅行とは違い、最終日に情報を共有できたことが素晴らしかった」とコメント。得られたフィードバックを現地の旅行業界に確実に伝えていく考えを示した。今後の見通しについては「マスではない商品の重要性がどんどん高くなる」と述べ、大規模ではなくとも訴求力のあるイベントや、従来の旅行商品では使われなかった中小のホテルなどの活用を提案。「成熟した日本市場ならではの商品開発」に期待するとした。



取材協力:フィンエアー、フィンランド政府観光局
取材:本誌 行松孝純

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