主要50社、1月の国内旅行は1.6%増-外国人は45.9%増

  • 2015年3月23日

 観光庁が取りまとめた2015年1月の主要旅行会社50社の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比1.6%増の2674億522万円となった。観光庁によると、10月と11月に引き続き関西方面が好調という。外国人旅行も、ビザ緩和により東南アジアからの旅行者が増加していることから、45.9%増の65億805万円と前年を上回った。

 募集型企画旅行では、国内旅行は取扱額が0.4%減の637億370万円、取扱人数は6.7%減の236万4816人となり、単価は6.7%増の2万6938円と増加。外国人旅行も、取扱額が83.8%増の3億8533万円、取扱人数が43.1%増の1万8037人で、単価は28.4%増の2万1363円と伸長した。

 企業別の取扱額では、国内旅行の1位はジェイティービー(JTB)グループ15社計で2.5%増の634億982万円、2位は楽天で7.5%増の274億6108万円、3位はKNT-CTホールディングス8社計で3.8%減の201億1611万円となった。外国人旅行でも、JTBグループ15社計が44.4%増の31億3684万円で最多。次いで、日本旅行が66.0%増の10億9334万円、KNT-CTホールディングス8社計が46.6%増の6億709万円となった。

 伸び率の上位では、国内旅行はJTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が889.0%増の1億241万円と大幅に増加。取扱高が10億円を超える企業では、エイチ・アイ・エスが16.3%増の38億4442万円、ジェイティービービジネストラベルソリューションズが12.5%増の18億9185万円となった。

 一方、外国人旅行はジェイアール東海ツアーズが500.2%増の750万円と1位。取扱額が1億円を超える企業では、JTBGMTが82.8%増で28億7488万円、沖縄ツーリストが76.6%増の1億6111万円と前年を上回った。

 なお、海外旅行の取扱額は3.9%減の1381億3634万円で、総計は0.1%増の4120億4961万円と微増。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
1月単月