ニューヨーク、14年の観光客数は過去最高5640万人、日本人は34.9万人

  • 2015年2月16日

 ニューヨーク市とニューヨーク市観光局によると、2014年にアメリカ国内外からニューヨーク市を訪問した観光客数は、過去最高となる前年比3.9%増の5640万人となった。このうち日本人観光客数は速報値で3.6%増の34万9000人。ニューヨーク市長のビル・デブラシオ氏は生活の質の向上や犯罪率の低下、市の経済発展が観光客数の増加につながったとの見方を示している。

 全体の観光客数のうち、約20%にあたる1220万人が海外からの観光客。主にイギリス、カナダ、ブラジル、中国、フランス、オーストラリア、ドイツが多く、特に中国が増加したという。中国からの観光客数は2009年の約5倍に増加し、海外からの観光客数としてはフランスを抜いて4位となった。

 また、2014年の観光客による経済効果は約7兆2000億円で、観光関連において35万9000万人の雇用を創出。観光産業での地方税収入は約4366億円となった。

 なお、ニューヨーク市観光局ではブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテン島の5ヶ所の行政区への旅行需要の喚起と促進をはかり、歌手のテイラー・スウィフトさんを2014年から2015年のグローバル観光親善大使に任命。最新アルバムに収録されている楽曲に関連したキャンペーンなどを展開している。