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日系2社、14年の国際線旅客は5.1%増、利用率は74.2%に

  • 2015年2月5日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年通年の輸送実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比5.1%増の1467万6001人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は9.4%増、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は8.0%増となり、利用率は0.9ポイント減の74.2%となった。

 2社を比較すると、旅客数はJLが0.7%増の774万4251人と微増にとどまった一方、NHは10.7%増の693万1750人の2桁増となった。ASKとRPK、利用率については、JLがASKを2.5%増としたところRPKは2.2%増で、利用率は0.2ポイント減の75.9%となった。一方、NHはASKを17.2%増としたところ、RPKは14.9%増にとどまり、利用率は1.5ポイント減の72.4%となった。

 方面別の旅客数は、JLは中国線が8.0%増と好調に推移。太平洋線とオセアニア線、グアム線も前年を上回った。利用率が最も高かったのはグアム線の81.7%で、前年からも0.8ポイント増。次いで太平洋線が2.3ポイント増の80.7%となった。


 NHは、旅客数で北米・ホノルル線が17.9%増、欧州線が13.5%増でそれぞれ2桁増。アジアも7.9%増となった。利用率は北米・ホノルルが75.5%、欧州が71.3%、アジアが69.9%で、いずれも減少した。

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