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オーストリア、15年は2つの周年行事アピール、OSと広告キャンぺーン

  • 2014年12月22日

(左端)オーストリア政府観光局日本地区局長のミヒャエル・タウシュマン氏、(右端)OS日本・韓国支社長の村上氏 オーストリア政府観光局、ウィーン在日代表部、オーストリア航空(OS)はこのほど都内でレセプションを開催した。新たに日本地区局長に就任したミヒャエル・タウシュマン氏は、2015年はウィーンの旧市街を囲む環状道路「リング通り」の150周年、映画「サウンド・オブ・ミュージック」公開50周年の2つの周年行事をアピールしていく考えを示した。来春にはOSとともに共同キャンペーンを展開する計画だ。なお、前局長のノルベルト・レルヒ氏は体調不良のため本国におり、タウシュマン氏は来年夏までの期間限定で局長を務める予定。

 リング通り150周年では12月22日から28日まで、JR東京駅や東京メトロ6線の車内ビジョンでリング通りのピーアール映像を上映。さらに、「追憶のリング通りremembeRing」キャンペーンを実施。5つの質問に答えると、150年前のリング通りで自分がどういう職業についていたかを診断するゲームを提供するとともに、プレゼントキャンペーンとして応募者から抽選で1組2名にウィーン旅行、20名にウィーン市観光局オリジナルバッグを贈呈する。期間は2015年1月15日までとした。

 また、サウンド・オブ・ミュージック50周年では、ザルツブルク市観光局やOSとプロモーションを現在検討しているところ。10月17日には現地で記念コンサートも開催するという。

 さらに、15年はOSとの共同キャンペーンを実施。OS日本・韓国支社長の村上昌雄氏によると、4月から5月にかけて、駅貼りポスターや新聞広告などを活用して展開する計画。詳細は未定だが2つの周年行事に焦点を当てる考えで、1月には詳細を決定する計画だ。

 タウシュマン氏によると、オーストリアへの日本人訪問者数は年間25万人程度。2015年も同程度の訪問者数を見込んでいるという。主なターゲット層は65歳以上のリタイア層で、ハプスブルク家に代表される歴史や文化、音楽の魅力を引き続きアピールしていく方針。さらに15年は25歳から35歳の若者層の誘客をはかり、ファッションや近現代の建築など「モダンなウィーン(のアピール)に力を入れていきたい」と語った。